セリフに使える!?神話・寓話・逸話などの物語の有名な言葉

神話や逸話、また寓話などに登場する有名な言葉をキャラにセリフとして言わせると知的な印象を持たれやすいです。

そういう有名な言葉の中には複雑な状況を一言で説明できるようなものもあります。

言葉の意味を知っているだけで作品を制作するときに表現の幅が広がりますし、作品を読んでいてそんな言葉を見かけたときに物事を理解しやすくなります。

そこで神話や逸話、また寓話などに登場する有名な言葉をいくつか調べてみました。

スポンサーリンク

よく聞く有名な言葉の元ネタは?

有名な言葉には必ず元になった話があるはずです。

それでは1つずつ見ていきましょう。

コロンブスの卵

この言葉には一見誰にでもできそうなことでも最初にそれをやるのは難しいことだという意味があります。

コロンブスとは一般的にはアメリカ大陸を発見した探検家として知られています。

「新大陸なんか誰でも見つけられるで」と言われた彼が「この卵を立ててみ?」と言いだしたのがこの話の始まりです。

丸い卵を誰も立てることができない中、コロンブスは卵の殻ををつぶして立てることに成功しました。

もちろんこの後「そんなん誰でもできるやんけ」と言われるわけですが、コロンブスは「簡単やけどな、こういうのは最初にやんのが難しいねん」みたいなことを言ったことがコロンブスの卵の逸話です。

昔の話なので本当かどうかはわかりませんけどね。

アリアドネの糸

難しい問題を解決するための手段や方法を意味する言葉です。

アリアドネの糸の元ネタは神話からです。

ミノタウロスを倒すために迷宮に入ったテセウスが、あらかじめ入口に結び付けておいたアリアドネからもらった糸をたどって迷宮から脱出したという話です。

そう言えば昔「世にも奇妙な物語」で似たような話があって、この話の元ネタがアリアドネの糸だったわけですね。

イカロスの翼

主に傲慢によって身を滅ぼしたり、身の程を弁えない行動に対して報いを受けることを示しています。

また何者も恐れない勇気を示す言葉としても使われるそうです。

神話が元になっており、迷宮に閉じ込められたダイダロスはそこから脱出するために蝋で翼を作り息子のイカロスと共に空を飛んで脱出します。

ダイダロスは海に近づきすぎると湿気で翼が崩れてしまうし逆に太陽に近づきすぎると翼が溶けてしまうとイカロスに言いました。

しかし空を自由に飛びまわれることにいい気になったイカロスが高く飛びすぎた結果、翼が溶けてしまい墜落してしまうという話です。

ちなみにこの話は先ほどのアリアドネの糸の話の続きになっているそうです。

蜘蛛の糸

絶望の中で見つけたかすかな希望を意味する言葉です。

アリアドネの糸と勘違いされやすいですけど、実は違います。

元ネタは芥川龍之介の「蜘蛛の糸」です。

悪事を働き地獄に落ちたカンダタですが、1度だけ蜘蛛を助けたことがあったので釈迦が地獄に1本の蜘蛛の糸をたらしました。

カンダタはこの蜘蛛の糸を登っていくわけですが、ふと下を見ると他の地獄に落ちた人たちも一緒にこの蜘蛛の糸を登ってきていました。

このときカンダタは蜘蛛の糸を独り占めしようとしたのですが、糸は切れてしまい、カンダタは再び地獄に落ちてしまったという話です。

パンドラの箱

開けてはならないものや触れてはいけないもの、また関わってはいけないものを意味する言葉です。

神話が元になっています。

ゼウスがパンドラに渡した箱のことで、箱の中にはあらゆる災いが詰まっていました。

しかし開けてはいけないと言われると開けたくなりますよね。

パンドラはその箱を開けてしまいあらゆる災いが箱の外に出てしまったという話です。

その後急いで箱を閉めたので箱には希望だけが残ったそうですが。

ちなみに開けてはいけないものを開けたくなることをカリギュラ効果と言います。

このことは現象や効果の名前と意味に関する以下の記事に書いたので、ぜひこちらもご覧ください。

「ミーム汚染」や「カリギュラ効果」などに代表される言葉がどういった現象や効果の名前なのかを知っていますか。また中でも「ゲシュタルト崩壊」は有名ですよね。そこでこれらの身近に起こり得る現象や効果の名前をいくつか紹介します。

パブロフの犬

条件反射のことで、イワン・パブロフが犬を用いて実験したことからこう呼ばれています。

条件反射とは一体何なのでしょうか。

まず犬に音を聴かせてからエサを与えます。

このとき犬は唾液を出しながらこのエサを食べます。

これを繰り返していると犬は音を聴いただけで唾液を出すようになるという実験です。

このように条件付けられた特定の何かが起きると発生する反応することを条件反射と言います。

人間の場合でも梅干を食べることを想像するだけで唾液が出たりしますよね。

あとよろしければ思考実験について書いた以下の記事もぜひご覧ください。

「アキレスと亀」や「カルネアデスの板」などに代表される知的でかっこいい言葉は思考実験と呼ばれています。これらの思考実験は作品のセリフやタイトル、テーマに使われていることがあります。そこで有名な思考実験をいくつか紹介します。

オオカミ少年

これはすごく有名な話です。

嘘を繰り返して誰にも信じられなくなった人のことを意味します。

元ネタはイソップ寓話です。

村の少年がオオカミが来たと嘘をついて大人をからかっていたのですが、ある日本当にオオカミが来てしまい、少年が助けを求めるも誰も信じなかったという話です。

この寓話から嘘ばかりついている人のことや、誰にも信じてもらえなくなった人のことをオオカミ少年と呼んだりするわけですね。

卑怯なコウモリ

これもイソップ寓話です。

どっちつかずで誰にも信用されなくなることを意味します。

鳥と獣が争っていて、コウモリは鳥が有利になると鳥の味方になり、獣が有利になると獣の味方になりました。

やがて争いが終わり寝返りを繰り返していたコウモリは仲間はずれにされてしまったという話です。

聖徳太子の逸話

よく複数人に同時に話しかけられると待ってましたと言わんばかりに「聖徳太子ちゃうから」と言う人がいますよね。

これの元ネタは聖徳太子は10人の話を同時に聞くことができるという逸話です。

本当かどうかは知りませんが、かなり知的なイメージがあったことは事実のようです。

また一説によると聖徳太子はかなりの武闘派であったとも言われていますね。

ちなみに全然関係ないんですが、ゲームなどでキャラが空中で回転しながら体当たりする動きのことをファンの間では「飛鳥文化アタック」って呼ぶことが多くて、これは人気作品の「ギャグマンガ日和」の「聖徳太子」が発動した技名からこう呼ばれるようになったらしいです。

聖徳太子っていろんなイメージがありますね。

まとめ

有名な言葉を元ネタと共にいくつか紹介しました。

特に神話にはこういった話が多いので、参考のために読んでみてもいいかもしれませんね。

こういった有名な言葉はまだまだたくさんあります。

また機会があれば有名な言葉を紹介したいと思っています。