テロメアは「命の回数券」?長生きのコツ・長寿の秘訣を分析

人間の寿命は何によって左右されると思いますか?

DNA、生活習慣、ストレスなどいろいろな要素が考えられますよね。

ロマンチックな人は人生の目的を果たすまで寿命は尽きないとか運命的なことを言い出すかもしれませんね。

実は人間の寿命を決定付ける要素の1つとして「テロメア」というものが存在します。

そこでこのテロメアと長生きのコツや長寿の秘訣について調べてみました。

スポンサーリンク

最も長生きした人は?

日本人で最も長生きした男性は116歳で、女性は117歳です。

特にこの116歳まで長生きした男性は、世界で1番長生きした男性です。

そして世界で最も長生きした女性はなんと122歳だそうです。(フランス)

全員すでに亡くなっています。

一般的に男性よりも女性の方が長生きすると言われてますが、やっぱり世界で1番長生きしたのは女性なんですね。

これらの事実から長生きの限界はおよそ120歳前後なのではないかなと思われます。

ドクターペッパーおばあちゃんの逸話

「ドクターペッパー」は炭酸飲料のことです。

アメリカにこのドクターペッパーを60年前から1日3本も飲んでいる100歳を超える女性がいるんですが、彼女がインタビューで言ったセリフは有名です。

「(ドクペをやめろと)忠告してきた医師は皆死んだわ(寿命で)」

医師がやめろと忠告するくらいですから、高齢者にとってあまり体に良い飲み物というわけではなさそうですね。

ドクペは糖分が多く、それを1日3本も飲むわけですから。

しかし医師も彼女の寿命の長さには勝てませんでした。

長生きしている人ってストレスフリーで好きなものを食べて生活しているというのが多いような気がしますね。

歳をとってもいつも通りの生活を続けることが長生きのコツなのでしょうか。

ちなみにこのおばあちゃんは現在も生きています。

「命の回数券」テロメアとは?

テロメアとは細胞の染色体の両端部分のことで、染色体を保護する役割があります。

細胞分裂を繰り返していくとテロメアはどんどん短くなっていき、一定まで短くなると染色体を保護できなくなってしまいます。

そうなる前に細胞分裂がストップし、細胞老化と呼ばれる状態になります。

細胞分裂できる回数は決まっており、これ以上分裂できなくなった状態のことを細胞老化と呼びます。

これらのことからテロメアは「命の回数券」とも呼ばれているのです。

ちなみに細胞分裂の回数の限界のことをヘイフリック限界と言います。(この言葉ちょっとかっこいい?)

もしよろしければ現象や効果など名称について書いた以下の記事もぜひご覧ください。

「ミーム汚染」や「カリギュラ効果」などに代表される言葉がどういった現象や効果の名前なのかを知っていますか。また中でも「ゲシュタルト崩壊」は有名ですよね。そこでこれらの身近に起こり得る現象や効果の名前をいくつか紹介します。

ストレスでも短くなる?

テロメアが細胞分裂を繰り返すことで短くなっていくのであれば、同じ年齢の人のテロメアの長さは大体同じになると思いますよね。

ところが実際はかなり個人差があり、同じ年齢の人でも長い人もいれば短い人もいるそうです。

テロメアが短い人は日常生活で強いストレスを感じている人が多いそうです。

つまりストレスを避けることでテロメアが短くなるのを防げるわけですね。

と言っても現代社会でストレスから逃げ切ることはできませんよね。

先ほど紹介したドクペおばあちゃんはストレスのなさそうな暮らしをしていましたよね。

きっと長寿の秘訣はストレスフリーな生活を送ることにあるのだと思います。

しかしこれはとても難しいですね。

テロメラーゼで寿命が延ばせる!?

テロメアはストレスを感じたりや細胞分裂のたびに短くなりますが、実はこれを伸ばす方法があるのです。

テロメラーゼという酵素はこのテロメアを伸長するはたらきがあります。

人間の場合は主にガン細胞でテロメラーゼが活性化されており、これらの細胞は細胞分裂の限界が存在しません。

ガン細胞が際限なく増殖し続けるのはこのためですね。

テロメラーゼが活性化している他の細胞には生殖細胞や幹細胞などが挙げられます。

これらの細胞も無限に分裂することができます。

一方普通の体細胞ではこのテロメラーゼがほとんど活性化していません。

つまりこの普通の体細胞においてもテロメラーゼを活性化させることで、寿命を延ばせるのではないでしょうか。

しかしこれには問題があります。

テロメラーゼを活性化させたマウスで実験したところ、多くのガン細胞が発生したそうです。

このようにテロメラーゼを過剰に活性化させると長生きするどころか、ガンを患ってしまう原因にもなりかねません。

残念ながらテロメラーゼを活性化させても不老不死になれるというわけではなさそうですね。

まとめ

現在人間の寿命はどんなに長くても120歳前後が限界ではないかと思われます。

細胞の染色体の両端にはテロメアというものが存在しており、このテロメアの長さが寿命の長さに関係していると言われています。

このテロメアを伸ばすことができるテロメラーゼという酵素も存在します。

しかしこのテロメラーゼを活性化させれば不老不死になれるわけではなく、どうやら老化に関しては他にもいろいろな要因があると思われます。

長生きのコツ・長寿の秘訣はストレスを感じないことですが、現代社会でそういう生き方を続けるのは難しいかもしれませんね。