人間の歩く速度と自転車の速度から考える目的地までの距離

物語の中である目的地を目指すときに、目的地までの距離はどれくらいで、通常の歩く速度で何時間くらいかかるかというのを考えてみたことはありますか?

例えば学生の主人公が自宅から学校まで行くのにかかる時間とかですね。

これはある程度はごまかすことができますし、割と適当な数値を書いても大丈夫ですが、だからと言って例えば2kmの距離を2時間かけて歩いたなんて極端なことを書いてしまうと、どんだけ道草食ってたんだよって突っ込まれてしまいます。

そこで人間の歩く速度や自転車での移動速度を調べてみました。

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人間は長い時間走ることができる

走る能力が高いという意味だとチーターや馬などの動物を想像しますよね。

そんな動物たちと比較すると、人間は長い時間走り続ける能力を持っています。

他の動物は全身毛皮で覆われており体温調節が苦手です。

しかし人間はほぼ全身で汗をかくことができるので体温調整が得意なのです。

このことは知的生命体の進化の段階についての以下の記事にも少しだけ書いたので、こちらもぜひご覧ください。

宇宙全体から見た知的生命体と文明には決まった進化の段階があるのではないかと考えました。進化にはどういった段階があるのか、また現代の人間の文明はどの段階まで進化したと言えるのか、そしてどれくらい進化の余地を残しているのかを考えてみました。

これらのことから個人差こそありますが、人間の歩く速度はよっぽどのことがない限りは大きく変化しないと考えてもいいと思います。

それでは人間の歩く速度から見ていきましょう。

人間の歩く速度

人間の歩く速度は大体4~5km/hと言われています。

これはつまり1時間歩き続けると4~5kmの距離を進むことができることを意味しています。

もちろん個人差はありますし、体力のない人や子供の場合もう少し遅くなります。

またウォーキングなどの目的で歩く場合には6km/hくらいになると言われています。

ところでよく不動産屋で部屋を探しているときに駅から徒歩何分っていう情報がありますよね。

あれは1分当たり80m進むということを前提に考えられており、駅から徒歩10分の場合は800mくらい歩くとたどり着けますよという意味になります。

この1分当たり80mの速度を時速に換算すると4.8km/hになります。

このことから人間の歩く速度は大体5km/h前後くらいなんだなというのがわかると思います。

物語に登場するキャラが目的地まで歩いて移動する展開があった場合、よっぽど長時間歩き続けない限り、歩く速度は極端に変わらないと思うので、5km/h前後という数字を参考にして距離や到達するまでの時間を考えてみてください。

人間の走る速度

人類は100mという距離を9.58秒で走ることができます。

これはウサイン・ボルト氏の100m走の世界記録です。

平均時速は約36.7km/hで、このときの瞬間最大時速は44km/hもあるとか。

つまり現代の世界を舞台とした物語の場合、登場するキャラにこれ以上速く走らせてしまうと、走るの速すぎでしょと突っ込まれてしまいます。

どんなに速く走らせても100mを10秒台で走らせるくらいが不自然ではないラインになると思います。

と、ここまでが人間が全力疾走した場合の速度です。

ではマラソンのように長時間走り続けるという前提ではどうなるのでしょうか。

フルマラソン(42.195km)の世界記録は2時間2分57秒です。

これを時速に換算すると大体20.5km/hくらいです。

一瞬いけそうって思いましたか?

1時間で20.5km進む…ではわかりにくいと思います。

そこでこのペースで1500m走ったらどれくらいの時間がかかると思いますか?

20.5km/hで走ると1500mは4分23秒かかります。(世界記録は3分26秒)

1500mって学生時代に体力テストで走ったことある人いるかと思いますが、このタイムは運動部でも頑張らないと出せない記録だと思います。

そしてこのペースで42.195km走るフルマラソンって恐ろしい世界ですね…。

トップアスリートの記録ばかりを見ていても参考にならないという方は、ご自身や周りの方の体力テストの結果を参考にしてみると平均的なデータがわかりやすいです。

体力テストの結果なんて覚えてないよって人は「スポーツ庁」様でいろんなデータが集計されているので、そちらも参考にしてみてください。

ただ走る速度は個人差が大きすぎて距離や到達時間を計算するのは少し難しいかもしれませんね。

次は誰でも運転できるもっとも身近な乗り物の速度を見ていきましょう。

自転車の速度

「国土技術研究センター」様の日本の自転車交通の現状と改善への取り組みというレポートでは、成人が運転する平均的な自転車の速度は15km/h程度であるという調査結果になっています。

つまり自転車で1時間かかると書くと大体その距離は大体15kmということになります。

なおこの結果は10~20km/hくらいのバラつきがあるらしいです。

まぁ自転車といってもいろいろありますし、急いでる人もいますからね。

特にロードバイクなんかは30km/hくらいは普通に出せそうですからね。

例えばママチャリを普通にこいで15km/h出るとすると、1kmの距離を進むのに4分かかります。

また同じ距離の場合、普通に人間の歩く速度を5km/hとしたときは12分かかりますね。

このことから目的地まで自転車を使って移動すると歩いて行くよりもかかる時間が1/3になると言えるのではないでしょうか。

これはあくまで平均的な歩行速度と自転車の速度を比較した場合の話ですが。

まとめ

人間の平均的な歩く速度は5km/hです。

一方自転車の平均的な速度は15km/hあり、人間の歩く速度を3倍にすると自転車の速度になると考えるととてもわかりやすいです。

ただ人間の走る速度は個人差がありすぎるので、トップアスリートの世界記録レベルを超えなければまぁ不自然ではないといったところでしょうか。

とりあえず物語の中での目的地までの距離を考える場合はこの5km/hと15km/hという数字を基準に考えてみると舞台の設定を考えやすいかもしれませんね。

あと人間は汗をかくことで長い時間走ることができると書きましたが、そのことを知ることができたのは「金魚王国の崩壊」様というWeb漫画を読んだときなんですよね。

人間は頭が良いだけでなくそういった能力があったからこそ生き残ることができたんだなと感心したのを覚えています。とても面白い漫画なのでぜひ見てみてください。