キャラクターが夢を見る演出の意味とそこから得られる効果

みなさんは眠っているときに夢を見ますか?

夢の内容はその人の生活習慣や心理状態によって変わると言われています。

例えばゲームばかりやってる人はゲームをしてる夢を見たり、何か不安を抱えている人は怖い夢を見てしまったりとかですね。

しかしこれらは100%ではないです。

普段の生活とはまったく関係ない夢を見ることもあります。

むしろ関係ない夢を見ることの方が多いと感じるかもしれませんね。

また夢を見ることができるのは現実の世界の人間だけではなく、創作の世界のキャラも夢を見ます。

創作の世界のキャラが見る夢はほとんどの場合が物語に関係がある意味のある夢です。

なぜならば関係ない夢のシーンをいちいち描く必要がないからですね。

そこで創作の世界のキャラが夢を見るという演出によってどのような効果が得られるのかを調べてみました。

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夢を見るという演出の意味

眠らずに生きていける人間はそうそういません。

眠らない設定にでもしない限り、キャラが眠るという行為は自然に行われ、眠ってしまえば夢を見ることができます。

当然夢を見るか見ないかは作り手さんが選ぶことができます。

つまり夢のシーンは比較的自由かつ自然に導入することができるわけです。

しかも夢なのでいつでもカットして目が覚めたことにできるので、とても都合がいいわけですね。

それではこの夢を見るという演出にはどういう意味を持たせることができるのか1つずつ見ていきましょう。

過去にあったことを思い出させる

夢は記憶の整理とも言われており、過去に体験した出来事が元なっているとも言われています。

キャラが過去に体験した出来事を夢として見ることで擬似的に過去回想編を始めることができます。

しかも夢の中なので厳密には過去に時間移動することはありません。

過去編や回想編に関することを書いた以下の記事もぜひご覧ください。

特に漫画やアニメなどで過去編や回想編に進んでいく展開はよくあると思います。このように現在から過去のシーンに時間が移動する展開が面白いかどうかは読み手さんによって賛否両論あると思います。そこで過去回想編のメリットとデメリットを調べてみました。

夢による過去回想とそうじゃない過去回想には少しだけ違いがあります。

夢による過去回想の場合は他のキャラにその過去を教えることができません。

それは自分が見ている夢を他のキャラに見せることができないためです。

一応夢にうなされているところを他のキャラに見せることによってそのキャラの夢の内容を案じさせることはできますが。

一方で普通の過去回想の場合は、同時にその場にいる他のキャラにそのことを説明することができます。

よく過去回想編でそのキャラが過去を思い出しているだけなのか、思い出すと同時に周りの他のキャラに説明したのかがわからないときがあるので、特にこだわりがなければそういったことがわかりやすいようにしておくと良いかもしれません。

現在の心理状態を表現する

不安を抱えているキャラが悪夢を見るという展開は非常に多いです。

夢の中では何が起きてもおかしくないので、とにかく自由な形でそのキャラの心理を表現できます。

特に夢の中は他のキャラが絶対に見ることができない世界なので、そのキャラの表に出さない欲望や意外な一面をあっさりと見せることができます。

そのため無口で感情をあまり表に出さない何を考えているのかわからないようなキャラの心理も夢を見ているシーンで簡単に表現できます。

またキャラの心理は夢だけでなく天候の変化でも表現することができます。

そのことに関して書いた以下の記事もぜひご覧ください。

キャラクターが落ち込んだときに雨が降っていたりすることって多いですよね。こういうのを心理描写と言って、この場合天気によってキャラクターの感情を表現しています。そこで天候の変化から得られるキャラクターの心理描写の例をいくつか紹介します。

これから起きる未来を暗示する

正夢って見たことありますか?

夢で見たことが現実で起きたとき、それは正夢だったということです。

創作の世界において夢の内容が過去の出来事でもなく、そのキャラの心理描写でもなければ、この正夢の確率が非常に高いです。

というかそうじゃなかったらあの夢は何だったんだって話になりますよね。

そのキャラの身に起きる出来事や他のキャラに起きる出来事を正夢として見るという展開はよくあります。

夢で見た光景とまったく同じ出来事を起こるという場合よりも、それに近い似たような出来事を起こるということが多いです。

つまり作り手さんがこれから起こす未来の出来事とよく似たような感じの出来事を夢として見せることで、そのキャラに未来を案じさせることができるのではないのでしょうか。

夢オチについて

創作の世界で夢と言えば避けて通れないのがこの夢オチです。

夢オチとは今まで起きた出来事がすべて夢だったときのことを言います。

ここで言う夢オチとは悪夢を見ていて目が覚めたらそれは夢だったといった感じではなく、今まで作品内で起きたすべての出来事、または作品内のほとんどの出来事が夢だったという終わり方のことを言います。

物語の最後に実はすべて夢でしたという展開の作品は結構あります。

しかも結構昔から使われている手法で、この手法に関してはいろいろと賛否両論があり中には禁じ手だと言う人もいるくらいです。

確かに全部夢でしたということにすると今までの話は何だったんだよということになりますもんね。

特に物語内の問題を解決せずに強引に夢オチとして終わらせるやり方は嫌われやすいと思います。

ただこの夢オチで終わっていても面白い作品もあるのでよければ探してみてください。

まとめ

キャラに夢を見せることで過去の出来事を説明したり、現在の心理状態を表現したり、未来に起きる出来事を暗示させたりすることができます。

眠って夢を見ない人はそうそういないので、夢のシーンは比較的自然に導入することができます。

しかしこの夢のシーンを多用すると話がややこしくなるだけでなくワンパターンになりがちなので、タイミングをしっかり見極める必要があります。