食事シーンの演出によってキャラクターの個性を表現する方法

物語の中でキャラが食事をとるシーンって必ずありますよね。

そのときちゃんと右手にナイフ左手にフォークを持っているかとか、どういう料理を好んで食べているかとか、いっぱい食べるのかあんまり食べないのかっていうのはキャラによって違いますよね。

こういったさり気ない演出によってキャラクターの生まれや育ちなどを表現することができます。

そこで食事シーンの演出によってキャラクターの個性を表現する方法について調べてみました。

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食事シーンは自然に導入できる

ご飯を食べない人はいません。

もちろんそういうキャラはいるかもしれませんが、基本的に食事という行為はどんなキャラが行っても不自然ではありません。

これは睡眠も同じことです。

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キャラが空腹どうかは作り手さんがある程度自由に決めることができるので、食事シーンは導入しやすいです。

またキャラ同士が食事をしながら会話をするみたいなシーンも自然でよくあると思います。

しかもこの食事のシーンはいちいち見せる必要がないなと判断したら、カットしても不自然にはなりません。

むしろグルメのジャンルでもない限り、1日3食すべての食事シーンを見せる必要はないでしょう。

これらのことから食事シーンは自由に見せたり見せなかったりできることがわかります。

キャラクターの個性を表現できる

キャラが食事をとっているシーンを見せるだけで読み手さんに多くの情報を与えることができます。

それでは1つずつ見ていきましょう。

マナーで生まれや育ちの良し悪しを印象付ける

食事のマナーを守れていると、ちゃんとした教育を受けているという印象与えることができます。

ちゃんとした教育を受けているということは、そのキャラは知的で生まれや育ちが良いんだなというイメージを持ってもらいやすいです。

特にこのキャラは実は王族や貴族の生まれでしたーという風に、情報が明らかになったときに、あらかじめ行儀良く食事をしているシーンを何度か見せておくことで説得力が増しますよね。

もちろん逆に食事のマナーが悪いと生まれや育ちの悪さを印象付けることができます。

食事のシーンをチラッと見せるだけでも生まれや育ちをイメージさせることができます。

複数人で食事させる場合はマナーが良いキャラと悪いキャラを一緒に見せることによってより個性が際立ちますね。

好きな食べ物や嫌いな食べ物の設定を活かせる

キャラのプロフィールなどに好きな食べ物や嫌いな食べ物などを設定する人って多いと思います。

こういった設定が最後まで役に立たないことがあると、すごくもったいないと思います。

例えば食事シーンでファーストフードばかり食べているキャラがいれば、詳細なプロフィールを公開しなくてもこのキャラはファーストフードが好きだという設定を表現できますよね。

キャラに好き嫌いの設定があるとリアルな人間らしさを引き出せるので、実際に食事しているシーンでその設定を表現しても良いかもしれませんね。

食事の質と量などで性格などを表現できる

高級なお店で食事をとってるキャラがいると、グルメなんだなーとかお金持ちなんだなーとかいろいろと想像できますよね。

こだわりが強い場合だと、これはこういう食べ方じゃないとダメだとか、この食材じゃないとダメだとか言ったりしますよね。

あとご飯をいっぱい食べるキャラっていますよね。

また食い意地張るキャラもいます。

いっぱい食べるのは男らしいとか、あまり食べないのは女らしいとかそういう感じのこともよく言われてますよね。

逆に男性だけどあまり食べないとか、女性だけどいっぱい食べるみたいなシーンがあるとギャップがあり魅力的に感じます。

食事の質や量って案外そのキャラの性格とかが出ると思うんですよ。

このように食事の質と量はキャラの性格を表現するのに適しているのではないでしょうか。

食事シーンはあくまで判断材料

上記で書いたような食事シーンによって表現されたキャラの個性は、100%正しいとは言い切れません。

食事のマナーが良いキャラがいたら、そのキャラは必ず生まれや育ち良いというわけではありませんよね。

生まれや育ちが良いという風に自分を見せたいキャラがマナーだけを勉強しただけなのかもしれません。

またファーストフードばかり食べているキャラがいたとして、必ずしもファーストフード好きだとは限りませんよね。

単に時間がなくてファーストフードばかり食べているだけなのかもしれません。

つまり食事はそのキャラの生まれや育ち、あるいは好き嫌いなどを必ずしも決定づけるものではなく、あくまで判断材料にすぎないのです。

この辺が食事シーンの良いところだと思っています。

あらかじめあるキャラのマナーの良い食事シーンをいくつか書いておき、そのキャラが高貴な生まれであることが明らかになれば食事シーンの積み重ねのおかげでその説得力が増しますが、高貴な生まれじゃなかったとしても、じゃああの食事シーンは何だったんだよって言われたりしませんよね。

なぜなら誰でも食事はとりますし、食事をとらずに生きていける人はいません。

それにただ単に食事しながら他のキャラと会話をしていただけかもしれません。

こういうさり気ない食事シーンって実は書き得なんですよ。

とりあえずそのキャラのイメージに合うように食事シーンを書いておけば、キャラの個性を決定付ける判断材料になってくれるし、物語の整合性を乱すこともありません。

よっぽど不自然なくらい食事シーンを挟まない限りはおかしくなりませんからね。

もしよろしければさり気ない演出の積み重ねに関する以下の記事もぜひご覧ください。

人気作品には無駄な演出がほとんどありません。それだけではなくさり気ない小さな演出を積み重ねていくことによりキャラクターの心情や細かい舞台設定を自然に表現しています。そこでなぜ小さな演出を積み重ねると自然な表現ができるのかを調べてみました。

まとめ

ご飯を食べない人はいないので食事シーンは自然に導入できます。

またさり気ない食事シーンを見せるだけで、そのキャラの生まれや育ち、好き嫌い、性格などの個性を表現することができます。

ただしこれらはあくまで判断材料で、必ずしもそれらの個性を決定付けるものではありません。

1つ1つの食事シーンはあまり意味を持たず、積み重なることで初めて意味を持つようになることから気軽に書きやすいと思います。

これらのことから食事シーンは書きやすい上に書き得であると言えます。

有名な人気作品でもキャラが食事をとっているシーンは多く存在します。

その食事シーンを見て、どういうキャラなのかを考察してみるのも面白いかもしれませんね。