バトル漫画でキャラクターの強さがインフレするとどうなるのか?

バトルというジャンルはとても人気があります。

しかしこのジャンルの作品によくある問題点として、登場する敵キャラがどんどんと強くなっていくという、いわゆる強さのインフレが挙げられます。

特に長編作品になるほど強さのインフレがわかりやすく感じられます。

そこでなぜインフレしてしまうのか、そしてインフレするとどうなるのかということについて調べてみました。

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バトル漫画のインフレはなぜ起こるのか

インフレはバトル作品のつきものですが、なぜこういった現象が起きるのでしょうか。

その主な理由を1つずつ見ていきましょう。

次の敵が前の敵よりも強くなるから

このジャンルの作品の流れは敵キャラが現れて、そいつを倒したらまた次の敵が現れてという話の繰り返しである場合がほとんどです。

このとき次の敵キャラは前の敵キャラよりも強くないとイマイチ盛り上がりませんよね。

このため登場する敵キャラがどんどん強くなってしまうのです。

主人公が成長するから

バトル作品によくあるのが主人公が修行して強くなることです。

主人公の強さに合わせて敵キャラも強くなっていきますよね。

そうじゃないと主人公だけが強くなっていって敵キャラが置いてけぼりということになりますからね。

主人公が強くなればなるほど敵キャラもどんどん強くなっていくので、強さがインフレしてしまうわけですね。

インフレの何がいけないのか

どうしても長編作品ではインフレが発生してしまいます。

このインフレの良くないところは、過去に登場した序盤の敵キャラが相対的にどんどん弱くなっていってしまうことです。

いくらその敵キャラが登場するエピソードが面白かったとしても、その後のエピソードでインフレが進むとファンに「実は弱かった」とか「あいつは雑魚」とかいろいろ言われてしまうわけですね。

つまり過去に登場してそれっきりのキャラほど顔が立たなくなってしまいやすいのです。

特に序盤に登場するキャラほど被害者になりやすいです。

しかしインフレは上には上がいてもっと強いやつがいるというバトル漫画特有の面白さをわかりやすく表現できるので、一概に悪いものだとは言えないと思います。

漫画の「幽遊白書」で戸愚呂弟がB級の妖怪だったと判明したときはいろんな意味で衝撃があったのではないでしょうか。

どうすればインフレを防げるのか

絶対にインフレしないようにするのは難しいですが、過去の敵キャラを弱くしない方法はあります。

いくつか例を挙げるので1つずつ見ていきましょう。

敵キャラをベストコンディションで戦わせない

敵キャラが万全の状態で主人公に敗北させてしまうと、その後インフレが起きたときに言い訳しづらくなります。

でも敵キャラが万全の状態ではなかった場合、ベストコンディションだったら勝負はわからなかったみたいな考察ができますよね。

それにその場合は本当はもっと強かったという可能性を残しているわけですから、再登場もさせやすいです。

「あのときは本気ではなかった」みたいな言い訳は少し見苦しいですが、とても有効な方法だと言えます。

戦いに運要素を導入する

これは先ほど挙げた例とよく似ています。

誰の邪魔も入らなくて何もないところで行われる1対1の勝負では両者の実力差がハッキリします。

しかしどちらかが有利または不利な状況での勝負では両者の実力をある程度曖昧にすることができます。

例えるなら有名なゲームの「スマッシュブラザーズ」でアイテムなし終点(障害物やギミックがないステージ)で1対1で対戦をすると実力差がハッキリしますが、アイテムありでステージはランダムの4人乱闘なら実力がある程度曖昧になりますよね。(アイテムやステージのギミック、乱闘といったような運要素があるため、運勝ちや運負けがある)

これなら「敗北の原因は不利な状況だったからだ」みたいな言い訳ができるし、今度は逆に有利な状況のときに再登場させて活躍させるということもできます。

敵キャラに対して有利な能力を持っている

能力バトル作品によくある話です。

主人公よりも強くて格上の敵キャラに対して、有利な能力を持っていたので勝てたみたいな感じです。

例えば敵は雷の能力者だったけど、主人公はゴムで効かなかったから勝てたみたいな感じです。

相性が悪くて負けたのは明白で、ある意味運負けのようなものなので、その敵キャラの格が下がることもないです。

相性が悪くなければ強いキャラであることには変わりないので、後に再登場させても十分活躍させることができます。

能力バトルものはこういう番狂わせがあるから面白いんですよね。

ワールドカップでも日本が格上の相手に勝ったときはとても盛り上がりましたね。

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インフレ自体は悪いことではない

ここまでインフレが及ぼす悪影響について書いてきましたが、別にインフレ自体は悪いことではないです。

主人公や周りのキャラが少しずつ強くなっていき、それに合わせて敵キャラも強くなっていくというのはバトルのジャンルの作品においては自然の流れです。

逆にキャラがどんどん弱くなっていく作品ってそんなにないですよね。

つまりインフレはバトルというジャンルの作品においてほぼ確実に起こり得ることなのです。

過去の敵キャラがインフレに取り残されないような配慮がなされていれば、インフレは何の問題もないことなのです。

まとめ

バトルのジャンルの作品、特に長期作品において強さのインフレはつきものです。

インフレ自体は何も悪いことではありませんが、それが加速すると過去の敵キャラが相対的に弱くなってしまいます。

インフレそのものを抑えることは難しいですが、過去の敵キャラの格を下げないように工夫することで、インフレの被害者を減らすことができます。

過去の敵キャラの使い方が上手い作品を見つけたら、どういった工夫をしているのか注目してみると良いかもしれませんね。