作品内で長い時間が経過する展開が面白い理由

長編作品を読んでいると1~2年の時間が経過するっていう展開ありますよね。

有名な作品だと「OnePiece」とかでありましたね。

ああいう展開ってキャラたちがどれだけ成長しているのかとか、世の中がどれくらい変わったのかとかが想像できてとてもわくわくしますよね。

またゲームなどで、次回作の時系列が前作の数年後みたいな設定とかもとても好きです。

そこで作品内で長い時間が経過する展開がなぜ面白いと言われるのかを調べてみました。

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長い時間の経過によって得られる効果

この展開は作品内でいろんな効果を発揮してくれます。

それでは1つずつ見ていきましょう。

キャラのいる環境を変える

長い時間の経過はキャラの周りの環境が変わる理由に適しています。

例えば中学生の年齢から高校生の年齢になるような年月の経過が発生すると、当然その年齢のキャラの周りの環境が変わります。

この場合中学校から高校へと環境が変わりますね。

この環境というものは短期間で自然に変えることは難しいです。

またキャラの周りの環境というのは、キャラがいる場所という意味も含んでおり、キャラを現在の位置から遠い場所へ移動させることに関しても長い時間の経過が適していると言えます。

キャラが活躍する環境や場所がガラリと変わると話が面白くなりますよね

これらの結果、複数のキャラを別行動させる展開に持っていきやすいです。

キャラが別行動する展開がなぜ面白いのかを調べた以下の記事を書きましたので、ぜひこちらもご覧ください。

仲間のキャラがそれぞれ別行動をとる展開って、様々なキャラの視点からシナリオが進行していってすごく面白いですよね。別行動展開にはキャラの個性が引き出されたり、シナリオの密度が濃くなって面白くなる理由があります。

キャラを成長させる

環境の変化と同様にキャラの成長の理由付けも、長い時間が経過する展開が適しており、短期間で成長するよりも説得力があります。

これは特に若い年齢のキャラに効果が大きいです。

例えば30歳のキャラは2年経っても32歳ですが、14歳のキャラの場合は16歳になります。

中学生から高校生になったと思うと、大人と子供では感じる時間の長さが違うこともあって、前者よりも後者のほうが人間的に成長したように感じますよね。

またそのキャラが成長期の場合には背が伸びたり体が大きくなったりするので、キャラのデザインを大きく見直すこともできます。

キャラの中身も見た目も成長するわけですから読み手さんの期待が高まるわけですね。

時系列的な矛盾が発生しにくくなる

短期間に多くのイベントを発生させようとすると、シナリオが矛盾するリスクが高くなります。

主人公サイドのキャラからは見えない裏側のイベントは長い時間の経過の際に発生していたということにしておくと、シナリオが矛盾するリスクを抑えることができます。

これは時間が経過している間に発生したイベントの詳細は、作り手さんが任意で省略することができるからです。

イベントを綿密に考えれば考えるほどいろんなところでシナリオが矛盾してしまいがちですが、ややこしい部分やわざわざ描写する必要のない部分は時間が経過している間に省略してしまえばいいのです。

ここで言う時間の経過の期間とは、ちょっとした短期間の場合だったり、年月単位の長期間の場合でも構いません。

特に年月単位での時間の経過の場合には多くのイベントを発生させたことにしておくことができ、同時に作品内で多くのイベントが発生していたという事実が長い時間が経過したということを演出してくれます。

物語の流れを変える

長い時間の経過は1つの部や章が終わるときの節目として用いられることが多いです。

また大きな出来事が一段落して長い時間の経過が間にはさまって数年後みたいな展開も多いですよね。

長い時間の経過は物語の1つの大きな流れが終わり、次の流れが始まるまでの節目としての役割を果たすのに適していると言えます。

特に長編作品では多くの部や章によって構成されていることが多く、時間が経過する展開が用いられやすいわけですね。

物語の流れが変わると、これから新しい出来事が次々と起こっていくわけですからすごくわくわくしますね。

まとめ

長い時間の経過はキャラを成長させ同時に周りの環境を変える理由となってくれます。

また多くのイベントを発生させることによってシナリオが矛盾するリスクを極力減らし、物語の流れを変える役割も果たしてくれます。

完結している作品を手にとってみて、作品内でどれくらいの時間が経過しているのかを考えてみるのも面白いかもしれませんね。